アクロバットみたいで面白いと言われました。(笑)
HaPPY TOYは96年秋に結成された。
既に5年の月日が経っている。がしかし、本格的な活動を始めオリジナル曲を作り出したのは
1年前くらいからだそうだ。結成はしたものの、最初はあまり活動が思うように行かなかった
らしい。それでも自然消滅せずに続いたのはどう言う理由があるのだろうか?
「一緒にいるだけで楽しいんで」(ホリ)
「元々(影響された音楽の)ペースが違うから。各々のキャラがかぶる事もないしメンバー通し
で飽きる事がないんですよ。」 と言うのはドラムのホシナ。
「なんかメンバー観察してると面白いんですよ。4人のマニアックな感じが凄く良いハーモニ
ーだなって思います。」(LAN)
なるほど、HaPPY TOYの4人を見ていると4人各々が非常に個性的な印象を受ける。
「よく音楽性の違いで解散とか聞きますけど、ウチらは最初から全然違うんで。違うからこそ
面白いし、色んな事をチャレンジ出来るじゃないですか。」(ホリ)
「ホント、音楽性の違いってよくわからないです。こだわらないです。色々やればいいのにっ
て思いますよ。」(LAN)
確かに彼らのライブは非常にバラエティに飛んでいた。とても覚えやすいPOPな曲からスピー
ド感のあるパンクサウンドなど、HaPPY TOYという名前だけあって、正におもちゃ箱をひっく
り返したような印象を受けた。
「お客さんの評価はアクロバットみたいで面白いと言ってくれます。(笑)」(ホリ)
「プレイしていて楽しそうだね。ってよく言われますね。実際、ライブはすっごい楽しいです。
でもそれは自分達だけじゃなくてお客さんがライブに来てくれた事が嬉しいんですよ。せっかく
来てくれたんだから、お客と一緒に楽しくならなきゃ!って燃えてくるんです。」(LAN)
サービス精神も心得ているHaPPY TOY。
5月5日には仙台サンプラザのライブイベントに出演が決定している。なかなか楽しいステージ
が見られそう。
スピードの曲に結構影響されてます。(笑)
現在曲作りは、ギターのマツヲとホシナが中心となって行っている。
ギターのマツヲが影響されている音楽を聞いて見ると、キングクリムゾンなどのプログレッシブ
ロックから、デスメタル、スピードなどとても幅が広い。スピードとはあの4人組のスピードで
ある。
「あのPOPさはかなり曲作りに活かされている。」
とマツヲ。
「ストライクゾーンメチャクチャ広い。バンドの中で一番音楽に飢えているのはマツヲですね。」
とベースのホリはつぶやいた。
お互いの個性を主張すること、そして個人個人を知ると言うことはバンドに限らず、とても重要
な事だ。その点で4人はとても素直に話を聞く。言いたい事はすぐ訴えるし、譲るべき所は譲る。
4人共、お互い信頼しあっている。これこそバンドの強みなのだろう。さらに彼等は自分達の音
を冷静に受け止めている部分も持っている。
ドラムのホシナは
「今は曲にしてもバンドのアレンジにしてもまだまだだなって思っています。まとまりにもかけ
てる感じ。」
と語る。さらにマツヲが続く。
「最初はあんまり活動できなくて、サポートで繋いでたっていうのもあったから。でもここに来
てやっとメンバーが固まったんで、アレンジとかも結構変わると思うんですよ。今までは自分が
傍若無人にやってきたけど、今度は他のメンバーから色んなニュアンスを吸収できる環境になっ
てると思うんで。」
そして話は、
「誰かを目指してる訳じゃないけど、常に前に前にって感じで前進していかなくちゃダメですよ
ね。まだまだやれることは沢山あるはずですから。」
と、ホリが結んだ。
可能性を信じてあくまでチャレンジし続けるHaPPY TOY。
そんな彼等にこんな質問を投げかけた。女性ボーカルでバックが男性というバンドが最近多いけど、他のバンドは意識しているのだろうか?
「意識はしてないんですけど、誤解されやすいんです。」
苦笑しつつホシナが教えてくれた。
バンド編成を教えると、とある超メジャ−バンドをイメージされてしまうそうだ。
「ジュディマリみたいっていわれるんですよね。ライブを見ればそうじゃないと思ってもらえる
はずですけど。」
と、LAN。これには間髪を入れずにホリが付け加える。
「ジュディマリももちろん好きですし、実際コピーもしてました。比べられるのは当然かもしれ
ないですね。でもそれは自分にとってもバンドにとってもすごくプラスになってるんですよ。」
これについては、みなが思うところなのだろう。マツヲも笑顔で同意する。
「確かに学んだ事は多いよね。」
勉強熱心で上昇志向。それは、
「ウチらはそうやってこれまで学んできた事をさらに超えればいい訳で。超えたいとは常に思っ
ています。そのためのメンバーは揃ってますから。」
というホリの決意表明とも取れる言葉からもハッキリと分かる。
「今の段階でどの位の人に受け入れられているかは分からないですけど、ほんと沢山の人に聞い
て欲しいですね。」
ホシナの言葉だが、これはメンバー全員が持つ素直な気持ちなのだろう。
「ウチらみたいなバンドはいそうで結構いないと思いますよホントに。」
と、LANは念を押した。他のバンドからたくさんのことを学び、影響も受けたが、究極的には自
分達は自分達であり続けるということなのだろう。
最後にバンドの目標について語ってもらった。
「自分達の壁を超えること。(笑)」(ホリ)
「自分が見にいきたいなあと思えるバンドになりたいですね。」(ホシナ)
「今、色んな計画を練っている最中です。絶対面白くなるんで自分達の活動をチェックしておい
て下さい。」(マツヲ)
ワクワクしている気分を隠しきれないようなその口振りからは、まだささやかなものながらも、
自分達に吹き始めた風を確実に感じ取っている様子が伝わってくる。
ラジオやイベント、そして今回の取材など多くの方面でアグレッシブに活動しているHaPPY TOY。
これからも多いに頑張って欲しい。
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